暖かくなってそろそろ自転車シーズンに入りました。
ただ週末の天気が思わしくなく、小雨でしたが用事もあったのでちょっと走りました。
桜の開花が始まっています。
翌日は天気が回復したのでようやくFディレイラーのワイヤー交換を実行しました。
ただ、今回も試行錯誤があって一部失敗しました。
準備としてはFディレイラーのワイヤーの接続経路の確認と手順の確認です。
それとFディレイラーの調整ねじをインナー側、アウター側ともに緩めてチェーンガイドの動作範囲を広くしておきます。
調整ねじは内側がアウターギア用で外側がインナーギア用になります。
ワイヤールートが確認できたらワイヤーを固定しているボルトを緩めてリリースします。次にFシフターの蓋を開け、ワイヤーの抜き差しを確認します。
抜き差しはここが基本でワイヤーのタイコを引っ張る部分はトンネルになっているので注意です。抜くときはここから右方向に引っ張って抜きます。
トンネルは下の画像では見えていません。
フリーになったワイヤーをシフターから抜きますが、途中のパーツを忘れずに。
アジャスターのパーツと特にスプリングがなくなりそうなので注意です。
既存のアウターワイヤ内部に軽くオイルを吹いておき、シフターからワイヤーを通します。
アジャスターパーツも通したところで新しいワイヤーのアウターが被るあたりにグリスを塗っておき、アウターワイヤを通します。
次にケーブルの取り回しですが、通っていた場所を間違えないように通します。
Fディレイラーはダウンチューブに沿って降ろしてBBの下のワイヤーガイドを通してそこからおもむろに上に伸ばします。
ガイドにはグリスを塗っておきます。見た目は汚いですが。
次はディレイラー本体へのワイヤー固定です。
ここで試行錯誤が発生します。
Fディレイラーはワイヤー解放時がLowなのでここに合わせて引っ張り、仮止めしました。ここが間違いでした。Hi(アウターギア)に届きません。
正しくはFディレイラー本体のチェーンガイドをHi側基準で引くべきでした。
それには位置可変式ガイドをアウター側に固定する必要があるので、ドライバの柄やウェスを巻いて間に挟み、なんとかアウター側に持っていきました。
この状態でワイヤーをプライヤーで引っ張りながらボルトを締めて固定しました。
プライヤーで引っ張る方向も考えないといけませんでした。
なんとか固定できました。あとは実走による変速動作をみて調整していきます。
完了です。余った部分はワイヤーカッターで取り除きます。
ここで最初に書いた失敗を1つ。
仮止めしたことが原因でワイヤーを1本切ってしまいました。
ここを起点にワイヤーのほつれが起こりそうなのでその時はまた交換です。
勉強になりました。
こうしてメンテナンス技術が身につくというものです。
次は走りに行きたい。