あまりの暑さで屋外作業をためらっていましたが、雨のすき間を狙ってメンテナンス作業をしました。
最低でも夏季休暇中にやっておかねばと思っていたのがFディレイラーのワイヤーです。
前回、時間不足の為、トップを基準に無理やりセットしたのでアウターギアには入るのですが、センター、インナーが調整できていませんでした。
シフターはセンターギア選択状態でトップに入っていたのでシフターはトップへは動きません。HiかLowしか使えません。
全くダメだったので今回ようやく再調整を行います。
前回セットしなかったアジャスターもセットしました。実はつけ方を理解していなかったので前回は通しただけになっていました。
それがこれです。前回撮ったが画像ですが、スプリングがついている部分の軸になる
ケーブル受けパーツにねじ山が切られています。このねじ山を有効利用してアジャスターをセットします。
アジャスターについて動作機能を考えたとき、例えば以前交換したRディレイラーのアジャスターと同じように調整できるようにします。
具体的には、初期状態はアジャスターを一杯に締めこんでセットしておき、徐々に緩めることによってワイヤーの引き量を大きくしていく考え方です。
これはブレーキのアジャスターと同じ考え方ですね。
(ちょうどシフトワイヤーの下にブレーキアジャスターがけっこう緩めてある状態で写っています。)
ブレーキは消耗するとブレーキレバーの遊びが大きくなります。この遊びを小さくするときにアジャスターを緩めてワイヤーの引き初めの初期位置を変えました。
シフトの場合も同様で、初期は締めた状態から始めます。
取り外す前にパーツの取り付け順序がわかるよう写真を撮っておきましょう。
ワイヤーの取り回しも重要です。フレームに沿ってどう通ってFディレイラーについているかを把握しておきます。
FギアをデフォルトのLowにして(ワイヤーを引かない状態)にしておきます。
Fディレイラーの前述のスプリング部分のねじ山がどこに合致するのかを調べたところ
シフターの本体にねじ山が切ってありました。
ですのでこの場合、スプリングを押しながらねじ込みます。アジャスターを回すパーツも画像の通りの順番で通しておきます。
ねじ込む量は一杯まで締めます。がちがちに締めると緩められなくなるので軽く回して止まるところまでにします。
後はワイヤーを通す際、アウターを入れる場所を間違わないようにして、且つフレームに沿ってどう通っているかを間違えないようにFディレイラーまで通します。
最後にFディレイラーにワイヤーを固定する部分です。これを前回間違えていて仮止め時にワイヤーがほつれてきました。正しくは以下です。
固定ボルト下に板があります。この板の下を通して固定します。
これでほつれなくなりました。
最初は仮止めでワイヤーが動かない程度の力で締めておきます。
次にFディレイラーのガイドプレートを調整します。
ガイドの内側のプレートがギアとの間隔が1mm程度になるまでFディレイラーのLow側調整ねじを回します。回せばすぐ動き出すのですぐわかります。
あとはワイヤーの引きの遊びを取りながらHiへ変速して変速できることを確認します。
引きの遊びを取るとはワイヤーの引きが足りないので仮止めを緩めてプライヤーなどで引き直すと良いです。
これを数回すり返すとHiまで変速できるようになります。
最後にHiの状態で、FディレイラーのHi側調整ねじでアウターギアとガイドプレートの間隔が1mm程度になるよう調整します。
これをやっておかないとFギアの外側にチェーンが外れやすくなるので注意しましょう。
ついでに前後ブレーキのアジャスターを調整しました。
それと気が付いてはいたのですが破れまくったサドルを交換しました。
次はランドナーから移植したコンフォートサドルです。
他にアイコンに使ったランドナーを所有していましたが、廃棄することにしました。
心臓部であるBBの損傷がひどかったのと、乗ったときにサイズが小さく感じられたので残念ですが再生は諦めました。
涼しくなったらどこかへ楽しむサイクリングができればいいなと思っています。
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