フレームが折れるまで  ~プレスポの記録~

クロスバイク(プレスポ)を長く・気持ちよく乗る為にメンテナンス記録や自転車にかかわる役立つ情報を提供します。

フロントディレイラーの位置調整 & フロントシフトワイヤーの交換

プレスポのフロントのチェーンリングは3枚あるのですが、センターギアで漕いだ時に異音がしてるので調べて 調整 → 解消 を試みました。

異音の原因を調べると、センターギアに入れたときにフロントディレイラーのガイドとアウターチェーンリングが少し接触していました。これはフロントディレイラーの位置を調整する必要があるのでまずはシフトワイヤーを外そうとしたところ、数本のワイヤーが切れ、もう少しで全部切れてしまいそうでした。

これが全部切れるとフロントギアはインナー固定になってしまい、なかなか進まなくなります。これはもうワイヤーを交換するしかないと思い、早速調達。

 

※自転車に使われているワイヤー類は、アウターワイヤとインナーワイヤの2種類あります。それから更にブレーキとシフトで太さが異なりますので、ワイヤ購入の際はブレーキ用 or シフト用 を確認して購入しましょう。因みにブレーキのほうが太く、シフトは細いです。

 まずはシフトワイヤーを取り外します。フロントシフターの蓋を開けてケーブルのタイコ部分から引き抜きます。

 

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フロントシフター ワイヤーのタイコを出したところ

干渉を除きながらこれを引っ張り、抜き取ります。

短いアウターワイヤを見てみると、擦り切れて外部樹脂がなくなったところがありました。そういえばフロントシフト周りは注油はしても部品交換を12年やってなかったと反省。アウターワイヤも交換します。

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フロント シフトアウターケーブル

 ワイヤーを抜き取ったらケーブルが通るルートを掃除します。シフターからはアウターケーブルを通ってそれを抜けたらインナーワイヤがむき出しで、BBシェルの下部のケーブルガイドを通って下からフロントディレイラーに届きます。

このケーブルガイドの泥などの汚れを落としてグリスをたっぷりケーブルの通り道に塗ります。ケーブルを抜かないと掃除できないことろなので念入りにやっておきましょう。

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BBシェル下のケーブルガイド

ケーブルを通してフロントディレーラーまで持ってきます。

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シフトケーブルをディレイラーに装着!(まだ締めていない)

 

ここで一旦作業を止めて、本来の目的、異音の原因を除くべくフロントディレイラーの位置を調整します。ディレイラーの固定ネジが硬く、少しだけ動かしたいので緩めて動かそうとしますが全く動きません。これではだめはので一旦ネジを全部抜いてディレイラー本体を完全に外します。

すると・・動かないはずです。ディレイラーの固定バンドが当たる部分のフレーム(シートチューブ)に固定用の薄い金属板が溶接してありました。これでは動きませんね。

位置を決めるには外したディレイラーを良さそうな位置に仮止めします。

ワイヤーが接続されていない状態ではディレイラーのアームはLow側の限界で止まっていますので、手動でアームをアウター側へ変速した状態でアウターチェーンホイールに当たっていないかを確認します。これを数回繰り返してBestな位置を決め、ディレイラー固定ネジを本締めします。

 

 次にいよいよワイヤーを固定して変速を調整していくのですが、調べてみるとどうもリアディレーラーの調整より難しいらしい・・・しかもトリプルギアだし・・

 

ディレイラーの調整方法は製品の型番によって異なるのでマニュアルを入手・熟読して調整したほうが良いでしょう。Shimanoであれば「シマノ マニュアル」で検索すればTOPに出てきます。

次の部品交換はまた前後のブレーキシューになりそうです。

それでは。