フレームが折れるまで  ~プレスポの記録~

クロスバイク(プレスポ)を長く・気持ちよく乗る為にメンテナンス記録や自転車にかかわる役立つ情報を提供します。

駆動系パーツ交換 完結(?)

昨日朝からギアプーラーを物色しにポタリングして、なんとか工具を探し出しました。

規格が合いそうな、且つ安価なものを選ぶのに5つくらい回りました。

 

前回失敗したときはペダルを元に戻してまた1週間乗りましたが歯飛びの危険度が増してもうこれは荷重をかけられないところまで来ていました。

前回完了させておくべきパーツの交換タイミングはギリギリ良かったのでしょう。

 

時間的余裕が無いので交換前にスプロケット交換とチェーン外しをしておきます。

チェーンはミッシングリンクを探して工具で外します。

 

では早速ギアプーラを使ってクランクを外すことろから始めます。

 

その前に思い返しましたが、そもそもクランク抜き工具をきっちり深く締めた状態で

押し出すボルトを回した結果、クランクのねじ山が削れたということはそれだけ固着力が強くてクランク抜き工具ではどうにもならない状態だったということですね。

ギアプーラは必須でした。

 

まず右のギア側のクランクを外します。

ギアプーラーは引っかける場所が重要なのですが、右はギアのすき間を使って引っかけます。今回はすき間にそのまま入らないので一旦プーラーの爪パーツを分解して90度横にして突っ込んでまた組みなおしました。

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ギアプーラー装着

ギアプーラーはセンターの押し出すボルトの先端が円錐形でとがったものでないと使えません。中には円柱形の押し出し面が平面のプーラーもありますのでここは選択を間違えないようにしないといけません。

 

あとギアプーラーの引っかける爪の部分が極力薄い仕様でないといけません。

というのは後で書きますが、左のクランクを外す場合、引っかける場所が無いのでクランク本体に引っかけるしかないのです。

ところがここのすき間が非常に狭いので引っかからないのです。

(あとで困ったことになりますが。)

 

軸をゆっくり締めていくと「バチン!」の音とともに外れます。

 

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外れたクランク

押し出し軸を回すのに相当力がいるので今回は車用に購入していためがねレンチを使って簡単に回せました。これが無かったらまた壁にぶつかったかもしれません。

ここまで来たらあとは楽なはずでした。左クランクに取り掛かるまでは。

 

なかなか外すことが無いパーツだったのでここで汚れを落とします。

通常掃除できない場所をしっかりウェスでふき取り、注油が必要なところに注油します。

 

それから左クランクに取り掛かりますが、前に書いた「引っかかり」がクリアできませんでした。いろいろ考えて試行して時間を費やして・・治具を作って・・・

 

ブログを見ているといい感じで治具を自作して外された方がいらっしゃったのですが、そのようなパーツを自作する環境は無いので諦めます。

 

結果、左クランクは交換できませんでした。

一時はクランクを締めるボルトを落として外れかけた後、緩まないようにスパナを常時持ち歩いていたのですが、今回その逆の現象に泣かされました。

 

なので傷だらけのクランクをそのまま使います。

また自然に外れることがあれば、その時に交換します。

固定ボルトは右クランクのものを装着し、やっと正規のボルトで固定することができました。

 

最後にチェーン交換です。

しかし、時間が無い。

チェーン長を求めるのに フロントアウターとリアディレイラーを通さないでリア LOWギアに乗せて必要な最長の長さを求めます。

余裕分の1コマを足しても15コマくらい短くする必要がありそうです。

 

もう1つの方法を試そうかと思い、ディレイラーを通した状態で フロントアウター リア TOP にして、上下2つのディレイラースプロケットの中心軸が垂直になるように・・・コマ数を数えませんでしたがこれも若干短くする必要があります。

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装着完了

 

もう時間がないので最長の状態で繋いで走れるようにだけしておこうと思い、片側のチェーンを1コマ外し、ミッシングリンクで繋ぎました。

 

それが結構いけそうな感じです。すべて変速しても問題がおこらず走れそうな感じだったので、これでしばらく走って様子見しておいおい調整しようと思います。

 

とりあえずこれで歯飛びは解消され、気持ちよく走れるようになりました。

 

調整を兼ねて走ろうかと思います。